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うつ病をテーマにしたおすすめエッセイ漫画9選

「うつ病」といっても、症状も治る期間も人それぞれ違います。そこで、この記事では自分や家族がうつ病をどう発症して、どう向かいあってきたかの体験談をエッセイ漫画にした様々な作品を集めてみました。

自分自身、親、夫、妻、パートナーなどの様々な視点から「うつ病」と向かい合った漫画を集めているので、自分の状態にあった漫画を是非さがしてみてください。

目次

  1. うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち
  2. ぼくのオカンがうつになった。
  3. うつ病九段
  4. ツレがうつになりまして
  5. むしろウツなので結婚かと
  6. わたしは働くうつウーマン
  7. 躁うつ夫婦 -二人そろって双極性障害-
  8. うつ病でも介護士
  9. 家族もうつを甘くみてました
うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

作者

田中 圭一

出版年

2017/01/19

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「うつ病」にだって出口はある

40才の頃からうつ病となった作者の田中さん。医者を転々とするドクターショッピングをやったり、様々な民間療養を試すものの、改善せず10年以上うつ病に苦しんできました

そんな時、ふとしたきっかけで自分にあった気持ちのコントロールの方法を見つけることで少しづつ鬱が改善していきました。

そのように鬱状態から脱出する「うつヌケ」を経験した田中さんは、鬱も治ることを多くの人に知ってもらいたいと思い、同じような「うつヌケ」をした17人の経験者の話をあつめて漫画にしたのが、こちらのエッセイになっています。

多くの人の「うつヌケ」体験談を読むことで、自分に合う「うつとの付き合い」が見えてくるかもしれません。

ぼくのオカンがうつになった。

ぼくのオカンがうつになった。

作者

佐口賢作

出版年

2010/05/15

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家族のうつ病と向かい合う本当の大変さ

母がうつ病になった当時、作者は気ままに生きる20代の青年でした。自由な一人暮らしを楽しんでいたのですが、うつ病の母親から「死にたい」という電話が定期的にかかってくるようになり…。

やがて母のうつ病の悪化に伴い、作者さんも一人暮らしをやめて一緒に暮らすことになります。それが16年にわたる、うつ病の母との激動の日々の始まりでした。

この漫画の中では、うつ病のお母さんと生活してきた作者さんの、きれいごとではないリアルな本音が描かれています。逃げ出したくなったり、そんな自分が嫌になったり…。

それでもお母さんと向かい合ってきた作者さんが書いた漫画だからこそ「うつ病の家族と、いかに付き合っていくか」という問いへのヒントがたくさん詰まっています。

うつ病九段

うつ病九段

作者

先崎 学

出版年

2020/04/24

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プロ棋士の赤裸々な闘病記

作者は将棋界で有名なプロ棋士の先崎九段。プロの将棋差しとして多忙ながらも充実した日々を過ごしていた作者さんですが、ある日から頭が重く睡眠もとれなくなります。

仕事の将棋もさせなくなり、うつ病と診断される頃には症状は悪化し一人で外に出ることすら難しくなっており、作者さんは入院することになります。

もっとも頭を使う職業のプロ棋士の作者さんが、文字すら読めない状況になってしまいます。そのどん底の状態から、いかに現役のプロとして復帰するところまでたどり着いたを丁寧に書いている漫画です。

作者のお兄さんが精神科医で、お兄さんから作者さんへの具体的で実践的な「うつ病」へのアドバイスは参考になります。これも、作者さんが早期回復できた理由の1つかもしれません。

うつ病についての知識が得られるだけでなく、「プロ棋士」という特殊な職業の作者さんの闘病から現役復帰のドキュメンタリー物語としても興味深く読める本です。

ツレがうつになりまして

ツレがうつになりまして

作者

細川貂々

出版年

2009/04/01

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夫婦の力でうつ病をのりきる

作者さんの旦那さんは、もともとタフで明るく仕事もできるおさんでした。そんな旦那さんが、仕事が異常に忙しくなったことをきっかけにうつ病を発症してしまいます。それが作者さんと旦那さんと2人で、うつ病と向かいあう日々の始まりでした。

妻さんの視点ということで、身近な人がうつ病になったときに、どのように向かい合えばいいかや、どんなことが起きるかを知ることができる漫画になっています。

旦那さんのうつ病は、一度回復したようになっても、またしばらくすると悪化してを繰り返しながら、長い時間をかけて、少しづつ良くなっていきます。

そんな長いうつ病との戦いをズボラな作者さんと、キッチリな旦那さんの2人がどうやって乗り越えていったか気になる方はぜひ読んでみてください。

むしろウツなので結婚かと

むしろウツなので結婚かと

作者

城伊景季

出版年

2019/05/25

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彼氏がウツになったら

作者のシロイさんは元々知り合いだったセキゼキさんの紹介で同じ会社で働くようになり、それをきっかけに付き合うようになります。ところが、その会社はいわゆるブラック企業でした。

周りにメンタルを悪化させる仲間が多い環境の中、作者の彼氏さんも心の状態が悪化していきます。

会社にいけない、自殺を口にする、今までできたことがどんどんできなくなる…。明らかに異常な彼氏さんを病院に連れて行こうとするも本人は自分が病気であることを認めたがらず拒否します…。

そんな次々に出てくる難しい問題の中でも、作者さんは根気強く彼氏さんを支え続けます。

身近な人がウツになったときの対応の難しさや悩みがリアルに描かれていて、自分が作者さんの立場ならどうすれば良いのか考えさせられるエッセイ漫画になっています。

わたしは働くうつウーマン

わたしは働くうつウーマン

作者

安部結貴

出版年

2009/11/26

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うつ病を受け入れる

作者さんは20代のころキャリアウーマンとしてバリバリ働く女性でした。その頃は深夜まで働く多忙ぶり

そんな生活の中で自律神経失調症を発症したことから、病気との付き合いがはじまります。その後、退職、ハワイ暮らし、独立などを経験しますが、心の状態は悪化していき重いうつ病を発症します。

さらに彼氏の浮気、自殺未遂、パニック障害の発症など様々な苦難を経験していきます。と大変な内容ですが、コミカルなタッチで漫画自体は読みやすくかかれており、うつ病の「医療費のこと」、「病院の探し方」、「薬との付き合い方」なども参考になります。

15年以上の闘病をへた作者さんが、うつ病を「無理に直す」のではなく「上手く付き合っていけばいい」と受けいれる姿をみると、無理にがんばらなくていいんだと勇気づけられます。

躁うつ夫婦 -二人そろって双極性障害-

躁うつ夫婦 -二人そろって双極性障害-

作者

リョコモコ

出版年

2019/08/16

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それでも、ほのぼの生きる

うつ状態と、その逆の躁状態が繰り返される病気の躁うつ病。なんと作者さんの夫婦は2人揃って、その躁うつ病を抱えている夫婦です。

と聞くとハードな内容をイメージするかもしれませんが、その大変な生活を明るいテンポで、ほのぼのと書いている漫画になります。

躁うつ病がどういう病気なのか?から始まり、本人が気をつけること、パートナーが気をつけることなど知っておきたいポイントがわかりやすく書かれています。

2人がどうやって病気を受け入れ、支えああいながら生活するようになったのか、是非読んで確認してくみてください。

うつ病でも介護士

うつ病でも介護士

作者

渡辺 河童

出版年

2019/04/04

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重度うつ病患者が介護士になるまで

作者さんがうつ病にかかったのは35才の時。フリーのWEBデザイナーとして多忙ながらも順調に仕事をして、同棲していた彼女とも上手くいっていました。

ところが、ある日から急に起き上がれなくなり仕事も手がつかなくなります。当時、うつ病の知識もなかった作者さんは当初は精神科に行くこともなく悪化していき、彼女とも別れ、自殺未遂をしてしまいます。

その後、入院も経験し、治療をうけ徐々に回復していく作者さん。治療の中で訪問介護を受けたことが転機になります。介護されたことをきっかけに自分も介護士になれないかと人生をみつめなおします。

完治しないうつ病と付き合いながらも、多くの困難を乗り越えながら介護士を目指します。様々な人に助けられた作者さんが、人を助ける仕事につくまでの話を、ぜひ読んでみてください。

家族もうつを甘くみてました

家族もうつを甘くみてました

作者

ブリ猫。

出版年

2020/01/10

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自分の子供がウツになった時

両親の視点から、うつ病になった娘との生活を書いた漫画です。

ブリ父さんは63才ながら仕事も精力的にこなし、独立した娘のブリ猫さんは結婚して孫も2人生まれて順風満帆に見える生活をしていました。そんなある日、孫の保育園から「お母さんが迎えに来ない」という電話がかかってきます。

急いで孫を迎えにいって、娘の家にいってみると…。そこには泡を吹いて倒れている娘のブリ猫さんがいました。救急車で搬送後、ブリ猫さんは実は重度のうつ病で、もらっている薬を一気に飲むオーバードラッグをしていたことがわかります。

そこから両親と娘と、一緒に「うつ病」と闘っていきます。「助けたい」という気持ちが強すぎて、逆に干渉しすぎてしまったり、悩みすぎて父もうつ病になってしまいそうになりながらも…。

徐々に、ちょうどいい「寄り添い方」をお互いみつけていきます。身近な人がうつ病になったときの、悩みや難しさがリアルに描かれた漫画になっています。

どんな人でも、うつ病になる可能性はあります。自分や身近な人がうつ病になってしまった時、実際にうつ病と向かい合ってきた人たちの体験談を読むと、参考になる知識をもらったり、回復するまでの話を見て勇気付けられたりと、きっと得られるものがあります。

漫画だからこそ、コミカルに気軽に読める作品も多いので、あらすじを見て気になった漫画があれば、ぜひ手にとってみてください。

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